《パタカラについて》


***リップトレーナー「ユーミー」***

リップトレーナー「ユーミー」はプラスチックと弾力性に富むゴム両方の性状を兼ね備えた樹脂を材質に作られており、くちびると歯茎の間に装着して口を閉じると器具の形状と材質の復元力で口輪筋、頬筋に強制的に負荷が加わり、それに関連した筋肉・筋組織の運動が自然に促されるしくみになっています。

くちびるの力がかなり弱い方は最初、器具をはめるのも困難かもしれません。
しかし、個人の能力に合わせて地道にトレーニングを続けていけば、しだいに筋力が増して楽に長く閉じていられるようになっていきます。
また、口唇閉鎖力の強化が実現し健康を取り戻すことができた方でも、やめてしまえばまた筋肉は徐々に衰え、口唇閉鎖力も低下していきます。
とくに高齢者ほど、その傾向が顕著に見られます。
健康を取り戻したあとは、それを維持していくだけですから、1日1回でも2回でもかまいません。

顔を洗ったり歯を磨くのと同様に毎日の日課として、生涯続けていきましょう。入浴時に浴槽につかりながら行うようにすると、 習慣化もしやすいようです。



***ネーミングの由来***

脳梗塞や脳溢血等の脳血管障害に依り起こる構音機能障害による発音障害や嚥下機能障害による食物の口腔内処理に障害も ある方へのリハビリの為の発生訓練に使われる発生音(パパパ、タタタ、カカカ、ラララ)



***リハビリ器具の考案由来***

高齢化社会に伴い脳卒中・脳溢血などの脳血管の疾病が増加しています。したがって疾病の後遺症に悩む患者も増加しています。 最近ではたくさんのリハビリ器具やリハビリ方法が開発・研究されています。しかしながら現在までに脳血管の疾病の後遺症に見ら れる、表情が欠如・発音が不明瞭・食事が不自由・よだれが多い・等の障害の回復の為のリハビリ器具が有りませんでした。 そこで歯科医師の立場から歯学の立場からお口のリハビリ器具を考案・製品化しました。少しでも後遺症に悩む方々の日常生活を高め、 早く社会復帰して頂く事が出来ればと考えております。



***どういった患者さんに効果があるか***

パタカラはお口のまわりの表情をつかさどる表情筋や食事に関係している口輪筋や頬筋の麻痺された筋肉 を刺激するように作られておりますので、次のような事でお困りの方のリハビリ器具 としてお使いください。


 ●話す言葉がはっきりしない。
 ●食事のとき食べ物が口からよくこぼれる。
 ●よだれで困っている。




***サーモグラフィ***
使用前
使用後3分経過


***パタカラ・カレンダー***





なぜ、お口のリハビリが必要なのか少し難しく言うと

パタカラは口輪筋や頬筋を刺激するように出来ています。 では、口輪筋や頬筋を刺激するとどういった効果があるのでしょうか。 脳血管障害による嚥下(えんげ)障害を伴う患者は構音障害を伴う事が多いのです。 従って、構音訓練をする必要があるのですが、構音訓練をする事は 実は構音障害の回復に役立つだけでなく、食物の取り込みや食塊形成、 咀嚼(そしゃく)、送り込みなどの訓練にもなっているのです。 では構音訓練とはどういった物があるのでしょうか。 構音訓練には大きく分けて @発声の持続訓練  A舌の訓練  B発話訓練  C口唇の訓練があります。 中でも特に口輪筋を考慮した口唇の訓練が大切であると報告されています。